橋本翔太の心理学講座や翔太塾の受講生からの感想です。

二泊三日で家族で旅行に出掛けた。
水族館や遊園地とかの人がたくさんいる場所は、前だったらもっと息苦しくてしんどかったはず。
周囲の人の視線を気にしたり、誰かの感情を刺激しないように行動を慎重に考えたり、とにかく気疲れする事が多くて大変だった。
その影響なのか、便秘になって、その後はお腹をくだすって流れがいつもだったけれど、今回の旅行はそうならなかった。
人混みが全然苦じゃなかった事にとても驚いた。

ご飯を食べるのに30分並ぶ事も前はできなかった。
イライラして仕方なかった。
時間を無駄にすることがゆるせないと思ってた。
待たされる事で飽きてる子供を見ることも嫌だったし、それも許せなかった。
でも、今回は本当に不快に思わなかった。

「これも思い出のうち」そんなふうに感じ取れていた自分に気付いたときにすごくハッとさせられた。
この今の自分って当たり前じゃない。
前はこんな自分いなかった。
そう強く感じた。

前は旅行に行けることも、「もっと俺に感謝しろ」って思ってた。
そう思ってくれたら自分に価値を感じる気がすると思っていた。
今思えばそれほどまでに自分に対する無価値感が強烈だったのだと思う。

ご飯を食べてホテルに帰る道のりで、子供二人とケラケラ笑いながら走り回っている時、「幸せだなぁ」と感じた。
前はもっと、何か凄いことを達成したり、人から称賛されたりとか、
何かをしたら幸せ！みたいなものだと思ってたけれど、
日常にもたくさん落ちているし、それを感じる事が自分は本当に出来なかったんだなという事に気付かされた。

今回のように旅行に連れて行ってもらって楽しむというのは、俺は子供の頃はしてもらえなかった。
だけど、その体験をしている子どもたちに対して悔しさは一切ないし、出来ることなら自分もしてもらったと感じた分を、同じように子供に返してくれたらありがたいなと思った。

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