他人が怖い、機嫌をとってしまう人と、スティルフェイス実験から見えてくること

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乳児期の発達に関する心理学的な研究のひとつに、ステイルフェイス実験というのがあります。お母さんが無表情になることで、その反応として乳児が視線や笑顔の減少を示すかを調べる実験で、逆をいうと、この時期からすでに、お母さんや周りの大人のレスポンスを表情から読み取り、コミュニケーションを通して愛着を形成しているということがわかります。

子供って、すごく親の反応をみているんだよ、こんなに小さい頃から。親の機嫌をとる人生を送ってきたことで、今も他人の表情をみては、機嫌を伺ってしまい、他人の視線に怯え、生きづらさを抱えている人がたくさんいますが、この実験からも、そうなってしまう理由がよくわかります。子供にとって、親に受けれいてもらえないことは、死を意味します。子供は必死で親に受けれ入れてもらおうと、頑張ります。その癖が残っていて、おとなになってから他人とうまくいかない人が多いんです。

大人になった今、そんな自分を受け入れた上で、自分の痛みによりそっていけば、その問題も徐々に解決はしていきますが、まずはここに気づくことが大切。

世のお母さんには、このこと、知ってほしいです。

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