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橋本翔太の心理コラムを一部ご紹介します
自分を大切にするとはどういうことか
自分を大切にするとはどういうことでしょうか。自分優先に切り替えることがあります。日本では、相手を尊重して優先すること、周囲に迷惑をかけないことが、何よりも大切とされがちです。相手を思いやり譲り合い、期待に応えることが素晴らしい……。これは日本の文化でもあり、日本人の美しさでもあると私は思います。その一方で、むしろ自分をないがしろにして自己を犠牲にすることが美化される風潮もありますよね。これが行き過ぎると心が苦しくなります。心が健康な人は、この行き過ぎた他人優先の発想が、ないんです。彼らは自分の身を守り、自分に優しくするのが第一優先で、自分の身を削ってまで他人にエネルギーを使おうとはしません。相手を押しのけて自分が利得を得る「ジコチュー」ではなく「余ったエネルギーを他人に使うのはOKだけれど、自分を満たすのが当然何よりも先でしょ。自分が満たされてないのに誰かを助けられるわけないじゃん」と基準が明確なのです。他者優先の人は、自分を優先するとものすごく罪悪感を覚えます。これを少しずつ変えていきましょう。
心のコップは自分優先で満たす。
あなたの心にエネルギーを貯めるコップがあるとします。自分のコップを先に満たしてから、溢れてきた分を他人に使う、そうしないと自分が倒れてしまいますよね。日本では、自分のコップを満たすことを優先すると、それをわがまま、自己中心的、非常識、大人気ない、自分勝手と非難されることがありますが、自分優先にして何が悪いのでしょうか。あなたの面倒をみてくれるのは、あなた自身なのです。その大切な人を優先して何がダメなのでしょう。しかし私自身が誰よりも、それができなかったタイプでした。そんなことはしてはいけないと信じていました。
自分のカップを減らさないこと、満たすことを第一優先とし、自分優先でいることを責めてしまう癖を意識して減らしていく。この練習もキーになります。
酸素マスクはまず自分がつける!
飛行機に乗ると、機内の安全についての映像が流れます。そこで必ず流れるのは、非常時の酸素マスクは、子供ではなく保護者が先につけるシーンです。煙がモクモクと機内に立ちこめてきたら、あなたは自分よりも幼い子供にまずはマスクをつけようとしてしまうでしょう。でもそれだと、子供にマスクをつけ終える前に、あなたが煙で意識を失ってしまうかもしれません。
あなたが意識を失ったら、まだマスクを付け終えていない子供も倒れてしまいます。あなたの安全を確保してからでないと、誰も助けられないのです。あなたを第一優先とする、「I come first」の精神は何ひとつ間違っていません。私たちは世間や社会の視線に怯えてそれを忘れてしまいがちです。心を満たし、人生をよりよくしていくためには、今まで美徳としてきた、他人を優先することを、一度全部すてなければなりません。酸素マスクをまずはあなたがつける。他人ではなくあなたのコップを満たすことが最優先です。あなたを最優先していいんです。それが、相手のためにもなるんです。
感情にフタをすることが「オトナ」とされる日本
他人に迷惑をかけない、調和を第一に、みんな仲よくと教育されてきた私たちにとって「自分優先=I come first」の次に難しいのが、感情にフタをしないことです。苦しんできた人ほど、感情にフタをするのがとても上手です。生き延びるために、感情にフタをするしか方法がなかった人なのです。そのフタを外していくことが心の回復、そして人生の飛躍につながります。感情にフタをし続けて、爆発させることもできずに我慢し続けていると、そのエネルギーが消失してしまうのです。行き場を失った感情は、外に出ることを諦め、消えてしまうことを選びます。
感情はエネルギーそのものですから、あなたのエネルギーが消えてしまえば、喜びややる気のエネルギーも消え失せ、無気力になります。幸福度が下がります。このことに気づいていない人が多いのです。フタをして我慢した感情は、やがて消えてしまいますが、その感情は成仏できずに亡霊となってあなたに取り憑きます。重苦しい悲しさや、言葉にならない絶望感となって、あなたにのしかかります。
思い切って「許し」と「感謝」を手放そう
感情のフタは巧妙にできていて、あなたが自ら喜んでフタをしている場合も少なくありません。特に「いい人」ほど、強力なフタになっている感情があります。それは「許し」と「感謝」です。許しと感謝はスピリチュアルや自己啓発の王道で、「許しと感謝が全てを解決する」という話は否定しませんが、これは怒りや悲しみを一通り感じた後にするべきです(逆に怒りや悲しみの感情が成仏すると、自然と感謝と許しが起こります)。許しと感謝から無理にスタートすると、せっかく出てこようとしている感情(怒りや悲しみ)を覚えることに罪悪感を抱かせて、心にガチガチのフタをしてしまうことになりかねません。何でもかんでも、ポジティブな側面を見つけては、感謝する「ありがとう、ごめんなさい」で感情を打ち消す。一見前向きで素晴らしいことに思えますが、それによって本当は感じている苛立ちや悲しみにフタをしているのであれば、それが大問題なのです。
「怒り」が突破口になる
心の回復、そして人生を充実させるために、実は怒りがキーワードになることがしばしば起こります。生きる力と怒りはじつは同じエネルギーです。無気力を抜けると、怒りが湧いてくるのです。イライライしはじめると、心が悪化したように感じるのですが、実はこれは回復の過程で起きます。感情は全て同じエネルギーでできています。良い感情と悪い感情をジャッジしないでください。喜びや感謝だけを放出し、怒りと悲しみにはフタをして出さないということはエネルギー的に不可能です。それをしていると、エネルギーそのものが消失してしまいます。湧いてくる怒りを否定せずに、感じてあげることです。怒りは悪いものではありません。生きるエネルギーなのです。自分に条件をつけて、いい感情のときはマル、ネガティブ(だと自分で決めつけたのは自分)感情にはバツをつける。これをやめましょう。いいも悪いも、全部ひっくるめて、あなた自身なのですから。前向きで明るい自分だけを受け入れようとするのは、親がいい子しか愛してくれない。悲しみや怒りには寄り添ってくれない。この状況を自分で自分にやっている状態です。
怒れ! そして自分を責めることをやめるんだ!
怒りを出すために大切なことは「怒った時に自分を責めない」と決めることです。これまでは怒りを我慢するために、「自分も悪かった」と、自分のことを責めることで折り合いをつけてきたはずです。人が離れてしまうことを恐れているかもしれません。しかしどんなに嫌な人になろうとしても、あなたは元がいい人なので、嫌な人にはなりきれません。大丈夫です。あなたは数直線上で言う、怒れない、いい人という端っこにいます。自分でも「怒りすぎかな」くらいで、ちょうど真ん中、中庸になるタイプです。
なお、怒りの解放のためにしてはいけないことがあります。それは、対象をすり替えて、自分の大切な人に怒りをぶちまけることです。あなたのパートナーやお子さんに、その人たちとは関係ないところで溜めた怒りを爆発させる人がいますが、これは怒りの解放と成仏にならないだけではなく、大切な人との関係まで壊してしまいます。怒りは相手をすり替えてぶつけることではなく、怒りを感じた相手に伝えるか、自分で怒りを感じきってあげることで消化されます。
怒りを解放する具体的方法
怒りや悲しみを解放するのに、相手に殴り込みに行く必要はありません。湧き出てきた、あるいは溜まっている怒りの感情を消化してあげれば良いのであって、怒りの元になった人間に復讐したり、怒りを直接伝えに行く必要はありません。「相手は変わらない」というのは心理学の基本ですので、相手に怒りをぶつけても、自分にとってのよい展開はほとんど起こらないと考えてください。それが親や上司であればなおさらです。彼らはあなたよりも相手を責めることに躊躇がない人なので、返り討ちにされて余計に怒りを溜め込む原因になりかねません。では具体的にはどうやって怒りを解放したらよいのでしょう。 ……続きは 拙著「聴くだけうつぬけ」もご参照ください。うつのための本ですが、人生がくすぶっている方がそこからぬけだすために必要な、大切なことと、 内容は全く同じになります。)
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